京都府立医科大学 生物統計学教室は臨床・疫学研究の計画・実施、データ信頼性確保を行っています。

京都府立医科大学 大学院医学研究科生物統計学 医学部医学科生物統計学教室 京都府立医科大学 研究開発・質管理向上統合センター 生物統計・データマネージメント部門

教  育(2021年度)

鴨川統計集会 (Kamogawa Statistical Conference; KSC)

当教室では大学院統合医科学専攻の演習として、「鴨川統計集会」(Kamogawa Statistical Conference; KSC)を実施しております。

  • 5/12 (水) 16:00-17:30 臨床医学学舎6階 第6会議室
  • 中田 美津子 「心血管疾患リスク因子の経時的変化がその後の心血管疾患発症に及ぼす影響」
    改善可能な生活習慣因子の是正により、心血管系疾患リスクを低減することは世界的な課題である。 日本では、2008年より、医療制度改革の一環として、メタボリックシンドロームに着目し、特定健診および保健指導が開始されたが、近年ではその効果を疑問視する報告もある。 本研究では、健診施設を受診した若年成人集団をコホートとして、心血管疾患リスク因子の初診時よりランドマーク時点までの変化がその後の主要有害心イベント(Major adverse cardiac event, MACE)に及ぼす影響を、 ランドマーク法を用いた生存時間解析にて検討したので報告する。

  • 藤川 桂 「各層ごとに異なる閾値が設定された単群臨床試験におけるベイズ流デザイン」
    年齢やStageなどの因子によって層別され、各層ごとに異なる閾値が設定された単群試験において、各層間の事後分布の類似度に基づき情報借用を行い、事後分布を更新するベイズ流のデザインについて発表を行う。

  • 6/15 (火) 16:00-17:30 臨床医学学舎6階 第6会議室
  • 堀口 剛「自動視野計の検査結果比較における解析方法の提案」
    自動視野計アイモとハンフリー視野計の検査結果の一致度をカッパ係数を用いて評価した。 一致度や信頼性の指標としてよく用いられるカッパ係数であるが、分割表において1箇所のセルに度数が集中するとカッパ係数は低くなってしまうという問題がある。 また、検査点が複数存在する視野計データにおいて、検査点ごとの一致度(カッパ係数)を統合する方法には検討の余地があり、それらの問題を解決する解析方法を検討したのでその内容を発表する。

  • 7/20 (火) 16:00-17:30 臨床医学学舎6階 第6会議室
  • 中田 美津子「SJS/TEN眼後遺症の予後改善に向けた観察的研究 統合解析」
    スティーブンス・ジョンソン症候群(Stevens-Johnson syndrome: SJS)及び中毒性表皮壊死症(toxic epidermal necrolysis: TEN)は、 高熱や全身倦怠感などの症状を伴って、口唇・口腔、眼、外陰部などを含む全身に紅斑・びらん・水疱が多発し、表皮の壊死性障害を認める疾患である。 SJS/TENの眼合併症に対する疫学調査として、2005-2007年に第1回調査、2008-2010年に第2回調査、2016-2018年に第3回調査が行われた。 本発表では、これら3回の調査の結果を統合し、急性期眼重症度および眼後遺症に影響を及ぼす因子について考察する。

  • 藤川 桂「層ごとに異なる目標値を設定するベイズ流単群臨床試験デザイン」
    疾患の重症度などによって被験者を層別し、層ごとに異なる目標値を設定する2値評価項目・単群臨床試験のデザインを考える。通常は層ごとに独立した解析が実施されるが、各層の標本サイズが小さい場合には検出力不足が問題となる。 これを改善するため、層ごとの目標値を考慮した事後分布の類似度に基づき層間で情報借用した上で、中間モニタリングにおいて中止または継続、最終解析において有効または無効の判断を行う新規ベイズ流臨床試験デザインの提案を行う。

  • 9/14 (火) 16:00-17:30 臨床医学学舎6階 第6会議室
  • 堀口 剛「単群試験の生存時間解析におけるベイズ流サンプルサイズ設計の検討」
    がんの臨床試験などでは、全生存期間(OS)や無増悪生存期間(PFS)などのイベントまでの時間(time-to-event)をエンドポイントとすることがよくある。 また、コストや倫理的な問題から、単群試験デザインが採用されることがある。そのような場合のサンプルサイズ設計については、主に頻度流の方法が提案されてきたが、 近年ベイズ流の方法が注目されており、より実用性の高いベイズ流生存時間解析に基づくサンプルサイズ設計の提案を検討している。 今回は頻度流も含めて生存時間解析におけるサンプルサイズ設計の方法をまとめたので、その内容を報告する。

  • 手良向 聡「ベイズ流標本サイズ設定再考 - demands, expectation, and beliefs」
    臨床試験の標本サイズ設定とは、試験前に最大標本サイズおよび/または中止規則を決定しておくことである。 決定規則に基づく方法がよく用いられており、ベイズ流接近法では、同等範囲、事前分布(解析、デザイン)、確率閾値(境界を超える事後確率、ベイズ流検出力)、事前予測分布などに基づいて計算が行われる。 単群・2値評価項目の試験を例として、demands, expectation, and beliefsという概念と標本サイズ設定との関連について考察する。

  • 10/12 (火) 16:30-18:00 臨床医学学舎6階 第6会議室
  • 横田 勲「事前予測確率に基づくベイズ流単群試験デザイン:生存時間アウトカムへの拡張」
    Teramukai S, et al. 2012 Stat Medにおいて、事前予測確率に基づくサンプルサイズ設計を伴うベイズ流単群試験デザインが提案された。 サンプルサイズ設計時における効果の見積もりの不確実性を考慮するため、見積もりの甘さに対するprotectionが働くデザインである。 2値アウトカムに対して提案された本デザインを、生存時間アウトカムに拡張する。 Yokota I. 2017 ENARにて検討されたとおり、予め定めた時点における生存率が、閾値生存率より上回ることを示す方針とし、打ち切りを適切に考慮するため、ベータ分布の積によって生存率の分布を与える。 小児がん臨床試験への適用を念頭に、シミュレーション実験の結果を報告したい。

  • 11/9 (火) 16:00-17:30 臨床医学学舎6階 第6会議室
  • 岡本 明也「びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)における骨髄浸潤の検索法についての考察」
    DLBCLにおいて骨髄浸潤は予後不良とされている。その検査法としては複数の検査法がありそれぞれの意義をあらためて検討することを本研究の目的とした。検討する検査法は骨髄生検、骨髄クロット、フローサイトメトリー(FCM)、塗沫標本とした。京都血液臨床研究グループ(KOTOSG)関連施設で診断されたDLBCL患者221人を対象にした。骨髄検査それぞれの陽性率は骨髄生検が8.7%、骨髄クロットが7%、FCMが12.2%、スメアが15.4%であった。それぞれの一致度をカッパ係数で評価した。骨髄生検と骨髄クロットは0.75であったがその他の組み合わせは0.4以下であった。Cox比例ハザード解析による多変量解析でc indexを比較したところ骨髄生検とFCMを組み合わせた検出法において最も高値となった。以上より4つの骨髄検査においては骨髄生検と骨髄クロットのみで検査結果が一致していると言えること、骨髄生検もしくはFCMによって検出された群が最も予後と相関していたことがわかった。

  • 村松 彩子「カルフィルゾミブによる心血管系有害事象に対するバイオマーカーに関する探索的研究」
    カルフィルゾミブ(CFZ)を用いた治療は、再発・難治性多発性骨髄腫患者を対象とした臨床試験において有効性が示されている。CFZに関連する心血管系有害事象(CVAE)が重要な有害事象として報告されているが,CVAEの発生機序やその予測因子は明らかにされていない。我々はCFZ併用療法における治療関連CVAEの発生率と潜在的な危険因子、CFZ関連高血圧発症を予測するバイオマーカーについて検討した。

  • 12/14 (火) 16:00-17:30 臨床医学学舎6階 第6会議室
  • 湯川 有人「高齢の動悸を伴う心房細動とうつ状態の関連性調査」
    高齢の動悸を伴う心房細動とうつ状態との関連性について調査した. 65歳以上の高齢者826人を対象に動悸の有無と心房細動の有無別に4群に分割し, 動悸及び心房細動を有さない群をレファレンスにおいて、それ以外の群との間でうつ状態の合併割合とQoL(身体的健康度, 精神的健康度)を比較した. 調査の結果、動悸を伴う心房細動はうつ状態の割合が14.5%と高く, 身体的健康度は低い傾向にあった.

  • 宮本 雄気「Comparison between plasmapheresis and immunoglobulin therapy post-steroid pulse therapy in Stevens-Johnson syndrome and toxic epidermal necrolysis using a nationwide inpatient database」
    Stevens–Johnson syndrome (SJS) and toxic epidermal necrolysis (TEN) are rare diseases, yet their mortality rates remain high. Despite this, there is little evidence supporting immunosuppressant and immunomodulator therapies. Treatment strategies also differ across countries. Japanese guidelines state that patients with SJS/TEN not responding to steroid pulse therapy should be treated with intravenous immunoglobulin (IVIG) or plasma exchange therapy, but there has been no clear consensus regarding the order of treatment. Therefore, we used the Japanese Diagnosis Procedure Combination inpatient database and the propensity score overlap weighting method to compare mortality rate, length of hospital stay, and hospitalization cost of patients with SJS/TEN previously on steroid pulse therapy then received plasmapheresis therapy first versus those who received IVIG first following steroid therapy. The adjusted results showed no significant difference in in-hospital mortality rates between the two groups. However, a prolonged hospital stay and higher hospitalization cost were noted in the plasmapheresis-first than in the IVIG-first group. In conclusion, we found no clear benefit of providing plasmapheresis therapy prior to IVIG among patients with SJS/TEN not responding to steroid therapy.

  • 1/18 (火) 16:00-17:30 臨床医学学舎6階 第6会議室
  • 木下 大介「生後早期のvery preterm infantに対する抗菌薬適正使用プログラムの導入効果 - 抗菌薬使用量低減効果検証と安全性に対する非劣性検証」
    【研究背景】 在胎28週未満児(extremely preterm infant)の早発型敗血症の発生頻度は1,000出生中18であり、正期産児と比較して10-30倍高値である。 生後早期の早産児に対する長期間の抗菌薬暴露は種々の合併症の増加などにつながるため、NICUでの抗菌薬適正使用は重要な課題である。我々は以下の仮説を証明するため、臨床試験を立案中である。 【仮説】 日本の多施設NICUに対して、複合的な抗菌薬適正使用プログラムを実施することで、生後早期の在胎32週未満児に対する抗菌薬使用量をベースラインより20%低減でき、かつNICU入院中死亡を増加させない。

  • 笹川 昌起「使用成績調査の標本サイズ設定」
    製薬企業は、医薬品の有効性および安全性の情報を収集するために、製造販売後調査を実施してきた。 2018年に改正GPSP省令が施行され、製造販売後データベース調査が可能となった。 しかし、旧態依然とした使用成績調査も今なお行われている。また、使用成績調査のサンプルサイズ設定の原則は定まっていないため、妥当性を評価することは困難である。 そこで、用いられているサンプルサイズ設定の根拠についての問題点を指摘し、改善点を提案したい。

  • 2/8 (火) 16:00-17:30 臨床医学学舎6階 第6会議室
  • 尾ノ井 恵佑「癌患者に対する癌化学療法の種類と食事嗜好についての後方視的検討」
    化学療法を受ける癌患者は、末梢神経障害や粘膜障害による味覚障害、嘔気嘔吐、うつ症状など様々な要因により食事の嗜好が変化する。 化学療法毎に引き起こされる副作用は様々であり、どの治療でどのような食事が好まれるのかについて検討した研究は乏しい。 今回我々は当院で提供できる17パターンの「おこのみ食」を用意し、それを摂取された患者について導入された化学療法を含む患者背景と選択した食事の種類やその傾向について後方視的に検討する。

  • 廣瀬 一隆「子宮頸がんワクチンの副反応に関する統計データの社会的受容」
    子宮頸がんを予防するためのヒトパピローマウイルスワクチン(HPVV)を巡っては、ワクチンの副反応の疑いに関する議論が全国的に起こった。 2018年には、約3万人を対象にした名古屋市の疫学調査で、ワクチンと接種後の諸症状の間に関係はみられなかったとする鈴木貞夫らの論文が発表されたが、報道はほとんどなく、政府も静観する構えを示した。 本発表では、鈴木の論文に関する言説を分析し、HPVVを巡る統計データの社会的受容に関する論点を検討する。

  • 3/8 (火) 16:00-17:30 臨床医学学舎6階 第6会議室
  • 松岡 太朗「STXBP1てんかん性脳症におけるαシヌクレイン神経毒性の解明」
    STXBP1遺伝子変異は、難治性てんかんや発達障害などのてんかん性発達性脳症をきたし、その神経機能予後は極めて不良である。 近年STXBP1欠損PC12細胞で、αシヌクレインの凝集が促進されることが明らかにされており、臨床においてもSTXBP1脳症の患者で、若年性のパーキンソニズムを呈する患者が報告されている。 STXBP1のαシヌクレインに対する分子シャペロンとしての機能、およびそれらの相互作用による神経変性が注目されているが、生体モデルを用いた研究は存在しない。 本研究では、遺伝子改変ショウジョウバエを用いて、climbing assayによる運動機能の評価、複眼の神経変性の評価、ウェスタンブロットでαシヌクレインの凝集の評価を行い、STXBP1機能不全によるαシヌクレインの神経毒性の増悪を明らかにする。

  • 的場 弥生「αアミノ酪酸の腎臓、血管に及ぼす効果」
    京丹後地域は健康な高齢者が多く、100歳以上の人口比率は全国平均の約3倍である。 この地域における背景因子を分析し、普遍的な健康長寿因子の解明につなげるために京丹後長寿コホート研究を行っている。2020年3月末までの533症例において健診352項目について相関行列を作成したところ、αアミノ酪酸が年齢・糸球体濾過量と相関していることが分かった。 このαアミノ酪酸が腎臓やヒト血管に及ぼす効果について現在動物実験を行っている。

  • 安里 言人「肺癌SBRT後肺炎の治療法によるCT画像の比較」
    Radiationteraphy、SBRT)において、その遂行を制限する有害事象の代表が放射 線肺臓炎(radiatlon pneumonltls RP)である。 RPはCTでは限局性浸潤影、腫瘤様陰影、線状陰影、など様々な画像を呈することが知られている。 リニアック、サイバーナイフ、トモセラピーにおいてSBRT後のCT像の違いを比較した。

生物統計学 特別セミナー

【ランダム化臨床試験における共変量調整】
 10/19 (火)  16:00-17:00   @臨床医学学舎 生物統計学教室

講師: 教授 松山 裕 先生
東京大学 大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 生物統計学分野


当教室では学内で以下の講義を担当しております。

大学院統合医科学専攻(総合コース専門領域)

【講義A】・・・1年次

  • 1) 研究実施計画書、評価項目、統計的仮説、ランダム化
  • 2) 標本サイズ設定、解析対象集団、中間解析、サブグループ解析
  • 3) 観察研究のデザイン

【講義B】・・・2年次

  • 1) 推測統計学の基礎、基本となる統計手法
  • 2) 予後因子解析、予後指標の構築、代替評価項目の評価
  • 3) メタアナリシス、医療経済評価

【演習】・・・1~2年次

 鴨川統計集会を参照してください。

【特講】・・・1~3年次

 生物統計学分野における最先端の研究について講義・演習を行う。

【論文指導】

 医学研究の統計的方法論について課題を設定し、文献レビュー、既存手法の整理、新規手法の開発・提案などを行えるように指導する。また、医学研究データの統計解析に基づいて、予後因子の同定、予後指標の構築、予防・診断・治療効果の推定を正しい方法で行えるように指導する。

大学院統合医科学専攻(共通領域)

【医学研究方法概論】 「医学研究における統計学の役割(手良向)」6/29   18:00-19:30

 医学研究において頻度流統計学(主に統計的仮説検定、P値、信頼区間)を正しく利用するための心得について解説した上で、将来主流になるであろうベイズ流統計学の基本的考え方と可能性を解説する。

【統合医科学概論】 「予後因子解析と臨床予測モデル構築(手良向)」10/7   18:00-19:30

 予後/リスク因子解析は観察研究等のデータから重要な情報を得る基本的手法の1つである。また、患者をリスクグループに分類する臨床予測モデルは臨床に有用なツールとなり得る。本講義では、予後/リスク因子解析および臨床予測モデル構築の方法論を基礎から解説する。


大学院医科学専攻(修士課程)

【医科学研究法概論】「医療統計学」と合同実施

 6/2  4限、 12/22  3限 

 臨床研究およびメタアナリシスの方法論および統計学的推論の基本的考え方を理解する。

【医科学演習】  

 10/7 「統合医科学概論」と合同実施 18:00-19:30 、10/20  2限・3限、11/15  4限  

 臨床試験論文を正しく読むために、CONSORT声明(臨床試験報告ガイダンス)に基づいて試験デザイン、統計解析手法、結果の解釈などについて指導する。
 


保健看護学研究科(博士課程)

【統計方法論特別講義】

10/23   10:00-17:00、11/13   10:00-17:00

12/4   13:00-17:00、12/11   13:00-17:00

 研究計画の方法として、臨床研究(臨床試験・観察研究)の方法論を理解した上で、研究実施計画書の概要が作成できることを目標とする。統計解析の方法として、データの適切な要約と視覚化の仕方、統計手法を正しく理解した上で、研究デザインおよびデータに対応した統計解析が行えることを目標とする。
 

大学院特別講義

【パーソナルヘルスレコード(PHR)の現状と課題】

1/20(木) 17:30-18:30 Zoomによるオンライン講義

講師: 准教授 山本 景一 先生
和歌山県立医科大学 情報基盤センター

概要:超高齢社会を迎え、わが国では病院完結型医療から地域完結型医療への転換が行われ、個人の健康管理は病院の中だけで完結できなくなっている。病院の診療情報に加え、母子手帳、各種健診、日々の歩数や睡眠などのライフログ、気温や湿度などの環境情報、その他様々な情報を統合し、PHR(Personal Health Record )として個人の健康管理に役立てるとともに、ビッグデータとして公衆衛生の向上に利活用するための社会基盤を確立することが期待される。 本講義では、PHRの現状と課題について詳説する。


講師紹介:山本景一先生は、現在感染症対策に広く普及している「健康日記」アプリの開発リーダーであり、ヘルスデータサイエンス分野の日本を代表する研究者です。

2022/1/20 大学院特別講義



医学部医学科

【生物統計学】

生物統計学は、臨床・疫学研究の方法論の基礎となる学問である。臨床・疫学研究の計画・デザインの段階から統計解析・報告の段階まで、生物統計学の知識とその活用が必須となる。本講義では、数学的な厳密性を保ちつつ、実践における有用性を重視して、生物統計学に基づく科学(ヘルスデータサイエンス)の考え方を講義する。

第3学年

1. 10/5 3限  臨床研究と生物統計学(手良向)
2. 10/5 4限  データの記述と推測(藤川)
3. 10/12    3限  頻度流統計学とベイズ流統計学(手良向)
4. 10/12    4限  2群の比較(藤川)
5. 10/19    3限  分散分析と一般線形モデル(藤川)
6. 10/19    4限  交絡バイアスとその調整(松山教授・非常勤講師)
7. 10/26    3限  生存時間解析(堀口)
8. 10/26    4限  ロジスティック回帰分析とコックス回帰分析(手良向)

第4学年

1. 4/13    4限  臨床研究と生物統計学(手良向)
2. 4/13    5限  データの記述と推測(藤川)
3. 4/20    4限  頻度流統計学とベイズ流統計学(手良向)
4. 4/20    5限  2群の比較(藤川)
5. 4/27    4限  分散分析と一般線形モデル(藤川)
6. 4/27    5限  交絡バイアスとその調整(手良向)
7. 5/11    4限  生存時間解析(手良向)
8. 5/11    5限  ロジスティック回帰分析とコックス回帰分析(手良向)

【医療統計学】・・・第5学年

6.  6/24限 観察研究デザイン (手良向)
7.  6/9 3限 臨床試験デザイン(1)(手良向)
8.  6/9 4限 臨床試験デザイン(2)(手良向)
20. 12/15    4限 評価尺度の信頼性と妥当性(手良向)
21. 12/22    3限 メタアナリシス・費用効果分析 (手良向)
22. 12/22    4限 診断法の統計的評価(講義の確認テスト)(藤川)

【総合講義:早期体験実習Ⅱ】・・・第1学年 12/2 、12/3


 

PAGETOP