京都府立医科大学 生物統計学教室は臨床・疫学研究の計画・実施、データ信頼性確保を行っています。

京都府立医科大学 大学院医学研究科生物統計学 医学部医学科生物統計学教室 京都府立医科大学 研究開発・質管理向上統合センター 生物統計・データマネージメント部門

教  育(2015年度)

当教室では学内で以下の講義を担当しております。

大学院統合医科学専攻(総合コース専門領域)

【講義A】・・・1年次

  • 1) 研究実施計画書、評価項目、統計的仮説、ランダム化
  • 2) 標本サイズ設定、解析対象集団、中間解析、サブグループ解析
  • 3) 観察研究のデザイン

【講義B】・・・2年次

  • 1) 推測統計学の基礎、基本となる統計手法
  • 2) 予後因子解析、予後指標の構築、代替評価項目の評価
  • 3) メタアナリシス、医療経済評価

【演習】・・・1~2年次

 関心のある領域の臨床研究論文について批判的レビューを行う。また可能であれば、実際の研究課題を設定し、研究実施計画書を作成し、データを収集して統計解析を行う。演習はセミナー形式で行い、成果及び問題点の報告に対して、深い議論を行う。

【特講】・・・1~3年次

 生物統計学分野における最先端の研究について講義を行う。

【論文指導】

 関心のある領域の臨床研究データの統計解析に基づいて、予後因子の同定、予後指標の構築、予防・診断・治療効果の推定を正しい方法で行えるように指導する。

大学院統合医科学専攻(共通領域)

【生物統計学概論】

 臨床試験デザインの講義を行う。
 ランダム化対照試験の標準的方法、および探索的臨床試験のデザインとして有用と思われるベイズ流の方法について解説する。

【統合医科学概論】 10/5 17:00-18:30@北臨床講義棟

 予後因子解析の講義を行う。予後因子解析の基礎となる方法の解説、および事例の紹介を行う。


大学院医科学専攻(修士課程)

【医科学研究法概論】 6/26 4限

 医学研究における生物統計学の役割について概説し、主に臨床研究の計画段階で統計学的な考え方がいかに重要かについて述べる。

【医科学演習】 9/30 3限 10/19 3限 10/26 3限 11/16 4限

 臨床研究論文を正しく読むために、臨床研究の方法論、特に統計的デザイン、データの質管理、結果の報告などについて学習させる。
 > 2015年度 授業予定はこちら

大学院特別講義

【生物統計学のフロンティア:個別化医療に向けて】 11/11 17:30-19:00@南臨床講義棟

 講師  松井 茂之 教授 (名古屋大学大学院医学系研究科 生物統計学分野

 近年、バイオ技術、分子生物学の著しい進展を受けて、個々の疾患の分子的特性に基づいて診断・治療を行う個別化医療 (personalized medicine)に向けた取り組みががん領域などで多く試みられている。本講義では、分子標的治療と分子診断法の同時開発に代表される臨床研究の新しい パラダイムとそこでの基本的なコンセプトについて紹介する。ゲノムデータを用いた診断法開発研究などの最先端のトピックスにも触れる。

医学部医学科

  • 第4学年 生物統計学 9/29 3,4限、10/6 3,4限、10/13 3,4限、10/15 1限、10/22 1限
  • 第5学年 医療統計学 4/8 5限、4/9 5限
  • 第6学年 臨床薬理学 4/21 4限、4/22 4限

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